EOS R5 Mark IIとR6 Mark IIIの違いを徹底比較|口コミ・スペック・おすすめを解説

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キヤノンのフルサイズミラーレス「EOS R5 Mark II」と「EOS R6 Mark III」。

どちらも最新世代の名機として注目されていますが、「自分に合うのはどっち?」と迷っている人も多いのではないでしょうか。

この記事では、両機のスペックや実際の口コミをもとに、画質・AF性能・動画機能・操作性などを徹底比較。

どんな撮影スタイルにどちらが最適なのかを、元家電販売員&カメラ愛好家の視点で分かりやすく解説します。

高画素でプロ志向のR5 Mark II、軽快でコスパに優れたR6 Mark III。

どちらを選んでも後悔しない1台ですが、あなたの撮影目的によって“最適解”は異なります。

この記事を読めば、あなたにとって理想のカメラがどちらなのかがはっきり分かります。

EOS R5 Mark IIとR6 Mark IIIの違いをざっくり比較

まず最初に、EOS R5 Mark IIとR6 Mark IIIの特徴をざっくりと整理しておきましょう。

この章では、それぞれのカメラがどのような方向性で設計されているのかを理解することで、「自分に合っているのはどっちか?」の見当をつけることができます。

まずは結論:どんな人にどちらがおすすめ?

先に結論から言うと、R5 Mark IIは最高画質とプロレベルの操作性を求める人に向いています。

一方でR6 Mark IIIは、軽快に撮影を楽しみたいクリエイターにぴったりのモデルです。

価格差は約20万円ほどですが、実際の使用感ではそれぞれに明確な個性があります。

下の表で、まずはスペックの全体像を見てみましょう。

主要スペック比較表で全体像を把握しよう

項目EOS R5 Mark IIEOS R6 Mark III
有効画素数約4500万画素約3250万画素
センサー形式積層型 裏面照射CMOS通常型 裏面照射CMOS
電子連写速度最大30コマ/秒最大40コマ/秒
動画性能8K 60p RAW内部記録対応7K 30pオープンゲート記録対応
重量約746g約699g
定価(税込)約654,500円約429,000円

この比較を見ると、R5 Mark IIは「究極の性能を詰め込んだ万能機」、R6 Mark IIIは「高性能を維持しつつ扱いやすさを重視したモデル」と言えます。

つまり、“どこまで性能を求めるか”が選択の分かれ道です。

EOS R5 Mark IIとR6 Mark IIIの主な違い

ここからは、両機の違いをさらに詳しく見ていきましょう。

特に重要なのは、センサー性能・AF性能・動画性能・操作性の4つの項目です。

センサー性能と画質の違い

R5 Mark IIは、約4500万画素の積層型センサーを採用しています。

積層型とは、読み出し回路を分離することで高速処理が可能になる構造のことです。

これにより、電子シャッターでもローリング歪み(動体が傾いて写る現象)が少なく、動体撮影にも強くなっています。

一方、R6 Mark IIIは約3250万画素の通常型裏面照射センサーを搭載。

高感度性能に優れ、暗所でのノイズを抑えた撮影に強みを発揮します。

項目R5 Mark IIR6 Mark III
画素数約4500万約3250万
読み出し速度約6.3ms(非常に高速)約13.2ms(中速)
高感度耐性ISO 51200ISO 102400

R5 Mark IIは画質重視派R6 Mark IIIは暗所性能重視派と覚えておくと分かりやすいですね。

AF性能・連写速度の違い

R6 Mark IIIは最大40コマ/秒の電子連写に対応し、連写枚数はRAWで約400枚と非常に余裕があります。

動く被写体を大量に撮るシーンでは、まるでスポーツカメラのような爽快さです。

一方、R5 Mark IIは最大30コマ/秒と連写速度では劣るものの、視線入力AFアクション優先AFなど、プロ志向の精密な制御が可能です。

撮影者がファインダー越しに被写体を見つめるだけで、AFポイントが移動するという革新的な機能はR5シリーズだけの特権です。

項目R5 Mark IIR6 Mark III
電子連写速度30コマ/秒40コマ/秒
AF追従性能視線入力AF・アクション優先対応被写体検出(動物・乗り物など)
RAWバッファ約95枚約400枚

速さ重視ならR6 Mark III、精度重視ならR5 Mark II。このバランスが選択のカギです。

動画性能と冷却システムの違い

R5 Mark IIは8K 60p RAW内部記録に対応し、まさに“シネマカメラ級”の映像を撮影できます。

さらに空冷グリップに対応しており、長時間の撮影でも熱停止を防げます。

一方、R6 Mark IIIは7Kオープンゲート撮影が可能で、1つの映像から縦動画や横動画を切り出せる柔軟性が特徴です。

項目R5 Mark IIR6 Mark III
最高解像度8K 60p RAW7K 30p オープンゲート
冷却性能外部ファン対応ファン非搭載
記録形式RAW内部記録RAW Light対応

映像制作志向ならR5 Mark II、SNS動画中心ならR6 Mark III。

操作性・重量・拡張性の違い

R5 Mark IIはボディサイズがやや大きめで、堅牢なマグネシウム合金構造を採用。

LAN端子やデュアルCFexpressスロットなど、業務用の拡張性も備えています。

R6 Mark IIIは約50g軽く、ハンドリングが軽快。

旅行や日常のスナップでは取り回しの良さが際立ちます。

項目R5 Mark IIR6 Mark III
重量約746g約699g
有線LAN対応非対応
ボディ材質マグネシウム合金ポリカーボネート+金属パネル

どちらも防塵防滴構造ですが、R5 Mark IIの方が業務環境に耐えうる設計になっています。

ハードユース前提ならR5 Mark II、軽快な撮影ならR6 Mark III。

EOS R5 Mark IIの口コミと評価

この章では、実際にEOS R5 Mark IIを使用しているユーザーのリアルな声をもとに、カメラの実力を見ていきます。

スペック上の数値だけでは分からない、「現場での使いやすさ」や「撮影時の感覚」に注目していきましょう。

高画素が生み出す驚異の描写力

R5 Mark IIの口コミで最も多く見られるのが、圧倒的な解像感への驚きです。

約4500万画素の積層型センサーによって、風景写真や商品撮影では細部のディテールまでしっかり再現できます。

「トリミングしても十分使える」「等倍で見ても破綻しない」といった声も多く、まさに高画素機ならではの満足度です。

ただし、その分ブレにはシビアな一面もあり、手ブレ補正を過信しない撮影姿勢が求められます。

ユーザー評価主なコメント
画質「風景やポートレートの解像度が圧倒的」「他機種では出せない立体感」
ブレ耐性「高画素ゆえに少しの手ブレも目立つ」「三脚撮影で真価を発揮」

高精細を求めるほど、撮影スキルが問われる玄人向けのカメラと言えますね。

バッテリー・AF性能に関するリアルな意見

R5 Mark IIの弱点としてよく挙げられるのがバッテリー持ちです。

高画素処理やAI補正を多用すると、LP-E6Pの消耗が早いという声が多く見られます。

特に動画撮影では1本で1時間もたないケースもあるため、予備を複数本持つのが基本とされています。

一方でAF性能は非常に高く評価されており、特に視線入力AFは「被写体追従が直感的で快適」と絶賛されています。

暗所でのAF速度も高速で、ライブ撮影やステージ撮影でもしっかりピントを掴んでくれます。

項目ユーザーの声
バッテリー「予備が必須」「動画では消費が早い」
AF性能「視線入力が革命的」「被写体検出が正確」

消費電力の多さを上回るほどのAF体験が、R5 Mark IIの魅力を支えています。

プロが選ぶ理由:精度と信頼性の高さ

R5 Mark IIはプロの現場でも選ばれるカメラです。

その理由は、AFの精度や信頼性に加えて、熱に強い設計と拡張性にあります。

空冷グリップやLAN端子など、スタジオ・報道現場・映像制作での実用性が徹底的に考えられています。

8K RAW撮影を長時間続けても安定動作する点は、他社カメラにはない安心感です。

ポイント内容
信頼性熱停止が少なく長時間撮影でも安定
拡張性有線LAN・外部ファン対応でプロ現場仕様

本気で作品制作をするなら、R5 Mark IIは最高の相棒となるでしょう。

EOS R6 Mark IIIの口コミと評価

続いて、EOS R6 Mark IIIを実際に使っているユーザーの感想を見ていきます。

R6シリーズは「扱いやすさ」「バランスの良さ」で高評価を得ており、R6 Mark IIIもその特徴をしっかり継承しています。

40コマ連写と軽快さを評価する声

R6 Mark IIIで最も注目されているのが電子シャッター40コマ/秒の爆速連写です。

野鳥撮影やスポーツシーンでは、決定的瞬間を逃さないと絶賛されています。

「連写してもバッファ切れしない」「動きに対するレスポンスが良い」といった口コミも多数あります。

特徴ユーザーの声
連写性能「40fpsでストレスゼロ」「シャッター音が静かで快適」
機動性「軽くて持ち歩きやすい」「旅行にも最適」

軽快に撮れる=持ち出す回数が増える。これがR6 Mark IIIの最大の価値です。

動画撮影の自由度を支える7Kオープンゲート

動画撮影では、R6 Mark IIIが搭載する7Kオープンゲートが高く評価されています。

この機能により、1回の撮影データから縦・横両方のフォーマットを切り出すことが可能です。

「SNS用の縦動画を同時に作れる」「編集が圧倒的にラク」と、ハイブリッドクリエイターからの支持が厚いです。

項目評価内容
動画画質「色が自然で発色がキレイ」「熱停止が少ない」
編集のしやすさ「オープンゲートで縦横両対応」「自由なトリミングが便利」

まさに“SNS時代の映像制作機”といえる存在ですね。

コスパと扱いやすさで人気の理由

R6 Mark IIIは、性能に対して価格が非常にリーズナブルです。

R5 Mark IIより約20万円安いにも関わらず、AFや動画機能はほぼ同世代クラス。

「予算を抑えつつ高品質に撮れる」「初めてのフルサイズにも最適」と評価されています。

項目ユーザーの声
コストパフォーマンス「この性能でこの価格はすごい」「R5 IIの8割性能で半額」
使いやすさ「設定が分かりやすい」「初心者でも安心して使える」

コスパ・携帯性・実用性の三拍子が揃った、まさに“賢い選択”といえる1台です。

R5 Mark IIとR6 Mark IIIの共通点

ここまで違いを中心に見てきましたが、R5 Mark IIとR6 Mark IIIには共通する強みも数多く存在します。

どちらを選んでも、キヤノンの最新世代ミラーレスとしての完成度を実感できるはずです。

最新世代のAFシステムと手ブレ補正

両機種とも、最新のデュアルピクセルCMOS AF IIを搭載しています。

人物・動物・車・飛行機など、被写体認識AIの精度は非常に高く、被写体が一瞬動いても正確に追いかけます。

特に瞳検出AFの精度は、暗所でもしっかりピントを維持できるレベルです。

また、ボディ内手ブレ補正(IBIS)は最大8.5段と業界トップクラス。

レンズの補正機能と連携することで、夜景やスナップでも手持ち撮影が余裕で可能です。

共通機能内容
AF方式デュアルピクセルCMOS AF II(AI被写体検出)
手ブレ補正最大8.5段(ボディ+レンズ協調)
検出対象人物・動物・車・鉄道・飛行機など

どちらもAF性能はプロ機水準。被写体を問わず安心して撮れるのが共通の魅力です。

メディア・電源・防塵防滴構造の安心感

記録メディアは、どちらもCFexpress Type B+SD UHS-IIのデュアルスロット構成。

この構成は、高速書き込みとバックアップを両立できるため、プロユースにも安心です。

電源には共通のLP-E6Pバッテリーを採用し、USB PD充電にも対応。

カメラをモバイルバッテリーで給電しながら使えるのは、長時間のロケやイベント撮影で非常に助かります。

さらに、防塵防滴ボディはキヤノンらしい堅牢設計。

小雨の中や砂埃のある環境でも、安心して撮影に集中できます。

共通要素内容
スロット構成CFexpress Type B + SD UHS-II
バッテリーLP-E6P(USB PD対応)
構造防塵防滴対応・高剛性ボディ

安心して撮影に集中できる共通の信頼性こそ、R5 II・R6 III両機の本質です。

どちらを選ぶべき?タイプ別おすすめ診断

ここからは、「あなたに合うのはどちらか?」を明確に判断できるよう、タイプ別におすすめを整理します。

迷っている人は、この章を読めば自分に合う1台が自然に見えてくるはずです。

R5 Mark IIを選ぶべき人

R5 Mark IIは、次のような人におすすめです。

  • 商業撮影や作品制作など、最高画質を追求する人
  • 視線入力AFを使って高速・高精度に撮影したい人
  • 長時間の8K動画撮影を安定して行いたい映像制作者
  • RAW現像やレタッチを重視するフォトグラファー

R5 Mark IIは導入コストが高い反面、仕事道具としての耐久性と将来性があります。

「これ一台で何でも撮れる万能機」を求めるなら、R5 Mark IIが最適です。

R6 Mark IIIを選ぶべき人

R6 Mark IIIは、次のような人におすすめです。

  • 動画も写真もバランスよく楽しみたい人
  • 軽くて持ち運びやすいカメラを求める人
  • 40コマ/秒の連写で動体を逃したくない人
  • コスパを重視しつつ高性能を体験したい人

7Kオープンゲートや改良されたAFは、SNSコンテンツ制作に最適。

「撮る楽しさ」を重視するなら、R6 Mark IIIがベストバランスです。

価格差・将来性から見る選び方のポイント

価格差は定価で約22万円ほどですが、キャッシュバックキャンペーンなどを考慮すると、実質差は7万円前後まで縮まることもあります。

この価格差をどう捉えるかで、選択は大きく変わります。

比較項目R5 Mark IIR6 Mark III
価格(実勢)約60万円前後約43万円前後
将来性AI処理・冷却対応で長期運用向きコスパ重視のミドルハイ機
コスパハイエンド志向バランス志向

長期的な投資ならR5 Mark II、コスパ重視ならR6 Mark III。

どちらを選んでも後悔しない仕上がりですが、自分の撮影スタイルと予算を照らし合わせて考えるのがポイントです。

まとめ:自分の撮影スタイルに最適な1台を見つけよう

ここまで、EOS R5 Mark IIとR6 Mark IIIの違いや口コミ、そしてそれぞれに向いているユーザー像を見てきました。

どちらのカメラも、キヤノンの最新技術を惜しみなく投入した名機であることは間違いありません。

最終的な選択は、「どんな撮影スタイルを重視するか」で決まります。

R5 Mark IIは、究極の性能を求める“プロ志向”のカメラ。

解像度・精度・拡張性のすべてにおいて妥協がなく、商業撮影や映像制作の現場でも安心して使えます。

AIエンジンと積層型センサーの組み合わせは、これから数年間のCanonの基準になると言っても過言ではありません。

R6 Mark IIIは、“撮る楽しさ”を最優先するハイブリッドカメラ。

軽快さ・価格・性能のバランスが非常に良く、旅行や日常、YouTube・SNS撮影など幅広いシーンで活躍します。

特に7Kオープンゲートは、クリエイターにとって新しい表現の可能性を広げてくれるでしょう。

重視ポイントおすすめ機種理由
最高画質・精度・将来性EOS R5 Mark II積層型センサー+AI処理でプロ仕様
コスパ・軽快さ・動画汎用性EOS R6 Mark III7Kオープンゲート&40fps連写対応

どちらを選んでも、あなたの表現力を最大限に引き出してくれることは間違いありません。

大切なのは、「自分が何を撮りたいか」を軸に選ぶこと。

スペックの比較に終わらず、あなたの撮影スタイルに寄り添う“相棒”を見つけましょう。

それが、EOS R5 Mark IIかR6 Mark IIIか――きっとこの記事がその答えを見つける手助けになるはずです。

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