テレビ番組『人生の楽園』で紹介され、話題を呼んだ福島県南相馬市のカフェ「ハート・ビート・ベース(Heart Beat Base)」。
60代で再会した幼馴染夫婦が、「心の鼓動を感じられる場所をつくりたい」との想いで始めた、音楽と食の融合カフェです。
店内には世界の民族楽器が並び、訪れる人は音を奏でながらゆったりとした時間を過ごせます。
地元食材を使った週替わりランチやスパイスカレーなど、料理の評判も上々。
この記事では、そんな「ハート・ビート・ベース」の魅力を、アクセス情報や南相馬観光スポットとあわせて詳しく紹介します。
人生の後半にこそ、心がわくわくする場所を見つけたい──。
そんなあなたに贈る、“人生の鼓動”が響くカフェの物語です。
人生の楽園で話題!南相馬のカフェ「ハート・ビート・ベース」とは?
福島県南相馬市にある「ハート・ビート・ベース(Heart Beat Base)」は、テレビ番組『人生の楽園』で紹介され、一躍注目を集めた人気カフェです。
この記事では、店名の由来やお店の特徴を中心に、その魅力をたっぷりお伝えします。
民族楽器が並ぶ唯一無二のカフェ空間
店内に一歩足を踏み入れると、そこはまるで世界の音楽博物館のようです。
壁や棚には、アフリカのジャンベやインドのシタールなど、世界各国の民族楽器がずらりと並びます。
これらは、オーナーである宗像由美子さんが音楽教師時代から集めてきた大切なコレクションなんです。
来店者は、自由に楽器に触れて音を奏でることができ、カフェ全体が「人と音が響き合う空間」として温かな雰囲気に包まれています。
このカフェの魅力は、飲食を超えた“体験型の癒し空間”であることです。
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| 店内装飾 | 世界の民族楽器がずらり |
| 体験 | 楽器の演奏や音楽イベントを楽しめる |
| 雰囲気 | アットホームで温かい交流の場 |
店名「Heart Beat Base」に込められた想い
「Heart Beat Base」は直訳すると「心の鼓動の基地」。
名前には、由美子さんの「人と人が出会い、わくわくドキドキする場所にしたい」という想いが込められています。
音楽の“ビート”と人生の“鼓動”を重ね合わせたこの名前には、人生の新しいリズムを感じてほしいというメッセージも含まれています。
まさに『人生の楽園』のタイトルにふさわしい、「心が生まれ変わる」ようなカフェなんです。
「ハート・ビート・ベース」誕生の物語|幼馴染が紡いだ再会の奇跡
この章では、カフェ誕生までの感動的なストーリーを紹介します。
『人生の楽園』でも話題を呼んだ宗像ご夫妻の再会から開店までの軌跡は、まるで一本の映画のようです。
60代での再会とスピード婚
宗像由美子さんと直樹さんは、福島の山あいの村で幼少期を共に過ごした幼馴染。
保育園から中学までずっと同じクラスという不思議な縁を持つ二人は、長い年月を経て60代で再会します。
きっかけは直樹さんからのSNSメッセージ。「桃があるから、おすそ分けしたい」という一言でした。
それを機に再び交流が始まり、短期間で距離が縮まり、なんと再会から5ヶ月で結婚というスピード婚を果たします。
人生の後半で出会った最高のパートナーと共に夢を追う姿は、多くの視聴者に希望を与えました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出会い | 保育園から中学まで同級生 |
| 再会のきっかけ | 直樹さんのSNSメッセージ |
| 結婚までの期間 | 約5ヶ月 |
| 結婚の年齢 | お二人とも69歳 |
夢を叶えたカフェ開業までの道のり
由美子さんは定年後、「終の棲家でカフェを開きたい」という長年の夢を持っていました。
一方、直樹さんはITエンジニアとして働いていましたが、その夢を聞き「一緒に叶えたい」と決意します。
二人は南相馬市に移住し、古民家を自宅兼カフェに改装。
資金面の苦労や行政の助成金不採択など、いくつもの壁を乗り越え、2024年4月にオープンを迎えました。
お互いを支え合いながら前進する姿に、多くの人が心を打たれたのです。
「どこに住んでも結局は自分次第」という由美子さんの言葉が、このカフェの理念そのものを象徴しています。
“人生は何歳からでもやり直せる”というメッセージが、HBBの鼓動に込められているのです。
| 開業年 | 2024年4月 |
|---|---|
| 場所 | 福島県南相馬市原町区牛来 |
| 特徴 | 自宅兼カフェの温かな空間 |
| 理念 | 人生を楽しみ、人とつながる場をつくる |
元音楽教師が作る極上ランチ|人気メニューを紹介
「ハート・ビート・ベース」は、料理の美味しさでも評判のカフェです。
由美子さんが長年の夢を叶えて作る料理は、見た目にも華やかで、味わうたびに心まで満たされると話題になっています。
スパイス香るエスニックカレー
特に人気なのが、日曜日限定の「スパイスカレーランチ」です。
キーマカレーやエビカレーなど、スパイスを巧みに使ったメニューが並びます。
紫蘇やネギ、パクチーなどの薬味をたっぷりのせたスタイルは、香り豊かで、まるで旅先の食堂で食べるような気分になります。
このレシピは、鎌倉の有名カレー店「OXYMORON」に学んだ味をベースに、由美子さんが独自にアレンジしたものです。
一口食べるごとにスパイスの層が変化し、音楽のリズムのように味が広がっていくんですよ。
「音楽」と「料理」のハーモニーを感じられる特別な一皿なんです。
| 曜日 | メニュー例 | 特徴 |
|---|---|---|
| 日曜日 | エスニックキーマカレー | スパイスと薬味の香りが絶妙 |
| 日曜日 | エビカレー | エビの旨味を凝縮した濃厚ソース |
地元食材を活かした週替わりおばんざいランチ
木曜日と金曜日は、旬の野菜を使った「週替わりランチ」が提供されます。
地元の農家さんと直接つながり、採れたての野菜を仕入れているため、素材そのものの美味しさが生きています。
汁物と数品のおかずが並ぶおばんざいスタイルで、栄養バランスも抜群です。
まるで家庭の食卓に帰ってきたような安心感があり、健康を気遣う方にも人気です。
土曜日は完全予約制の特別ランチ&ディナーコースがあり、記念日利用にもぴったりです。
食を通して「心の鼓動」を感じる時間を楽しめるのが、HBBの最大の魅力です。
| 曜日 | 提供内容 | 特徴 |
|---|---|---|
| 木・金 | 週替わりランチ | 旬の食材を使ったおばんざい |
| 土 | 予約制ランチ・ディナー | 特別メニューで記念日に最適 |
| 日 | スパイスカレー | 人気No.1メニュー |
「ハート・ビート・ベース」場所・アクセス情報まとめ
ここでは、実際に「ハート・ビート・ベース」へ行きたい方のために、住所・営業時間・アクセス方法を分かりやすくまとめます。
初めて訪れる方でも迷わないように、交通手段別に紹介しますね。
店舗情報・営業時間・駐車場案内
カフェは、福島県南相馬市の原町区にあります。
自然豊かな住宅地に位置しており、駐車場も完備されているので、ドライブでの訪問も安心です。
| 項目 | 情報 |
|---|---|
| 店名 | ハート・ビート・ベース(Heart Beat Base) |
| 住所 | 〒975-0051 福島県南相馬市原町区牛来字大塚5-3 |
| 電話番号 | 050-1204-7226 |
| 営業時間 | 木・金・日:11:30〜16:00/土:12:00〜14:00、18:00〜20:00(ディナーは予約制) |
| 定休日 | 月・火・水 |
| 駐車場 | あり(約11台) |
自然と調和した立地が、訪れる人の心を落ち着かせてくれるのも、このカフェの魅力のひとつです。
最寄り駅からの行き方とおすすめ交通手段
最寄駅は、JR常磐線の原ノ町駅です。
徒歩だと約30分ほどかかりますが、タクシーを利用すれば約5分で到着します。
駅前からタクシーが常駐しているので、初めての方は迷わず利用するのがおすすめです。
車で訪れる場合は、駐車場が十分にあるため混雑の心配も少なく、ファミリーやグループ旅行にも向いています。
南相馬市内を観光しながら、のんびり立ち寄るコースに組み込むのも素敵です。
| 交通手段 | 所要時間 | ポイント |
|---|---|---|
| 徒歩 | 約30分 | 天気の良い日はのんびり散歩にもおすすめ |
| タクシー | 約5分 | 最も便利で安心な移動手段 |
| 車 | 駐車場あり | 11台分のスペースを完備 |
南相馬観光とセットで楽しむ!おすすめスポット3選
せっかく南相馬市まで足を運ぶなら、「ハート・ビート・ベース」だけでなく、周辺の観光スポットも一緒に楽しみたいですよね。
ここでは、地元の歴史や文化、グルメを満喫できるおすすめスポットを3つ紹介します。
相馬野馬追と南相馬市博物館
南相馬市といえば、東北を代表する伝統行事「相馬野馬追(そうまのまおい)」が有名です。
甲冑をまとった騎馬武者が町を駆け抜ける勇壮な祭りで、1000年以上の歴史を持ちます。
「ハート・ビート・ベース」がある原町区は、この野馬追文化が色濃く残る地域なんです。
近くにはメイン会場の雲雀ヶ原祭場地があり、隣接する南相馬市博物館では、野馬追の歴史や甲冑の展示をじっくり楽しめます。
歴史と文化が息づくこの地だからこそ、HBBの「人と人をつなぐ想い」がより深く響くのです。
| スポット名 | 見どころ |
|---|---|
| 相馬野馬追 | 甲冑姿の騎馬武者が町を駆ける伝統行事 |
| 南相馬市博物館 | 野馬追の歴史展示・甲冑体験コーナーあり |
道の駅・セデッテかしまで地元グルメを満喫
ドライブ途中の休憩スポットとして人気なのが、「セデッテかしま」です。
ここでは地元の農産物や特産品が購入できるほか、地元グルメをその場で味わうこともできます。
特に人気なのが、南相馬名物の「よつわりパン」や「アイスまんじゅう」など、昔懐かしいソウルフード。
手作りのお惣菜やスイーツも豊富なので、お土産探しにもぴったりです。
HBBでランチを楽しんだ後に立ち寄れば、南相馬の魅力をまるごと味わえます。
| スポット名 | おすすめポイント |
|---|---|
| セデッテかしま | 地元産のグルメとお土産が勢ぞろい |
| 道の駅 南相馬 | 長屋風の建物で観光客に人気 |
東ヶ丘公園で自然を感じる癒しの時間
カフェのすぐ近くにある東ヶ丘公園は、四季折々の自然が楽しめる癒しのスポットです。
晴れた日には、遠く太平洋を望むこともできます。
木々の間を抜ける風や小鳥のさえずりを聞きながらの散策は、まさに心のリセットタイム。
カフェでの食事や音楽の余韻を感じながら、公園で静かな時間を過ごすのもおすすめです。
自然と音楽、そして人の温かさが融合するのが南相馬の魅力なんです。
| スポット名 | 楽しみ方 |
|---|---|
| 東ヶ丘公園 | 散歩・ピクニック・展望スポット |
| 周辺 | 四季の花や海の景色を楽しめる |
まとめ|人生の鼓動を感じるカフェ「HBB」で、新しい自分に出会う
宗像ご夫妻が営む「ハート・ビート・ベース」は、ただのカフェではありません。
音楽と食、そして人とのつながりを通して“人生の鼓動”を取り戻す場所です。
60代での再会から再出発という物語は、多くの人に勇気と希望を与えています。
由美子さんの言葉「どこに住んでも結局は自分次第」は、人生の本質を見事に表しています。
年齢を理由に夢を諦める必要はない。人生の楽園は、自分の手でつくれる。
そんなメッセージが、HBBにはしっかりと息づいているのです。
宗像ご夫妻の生き方が教えてくれる“人生の再出発”
宗像由美子さんと直樹さんの人生は、まさに「第二の青春」そのものです。
お二人の歩みは、「年齢に関係なく、好きなことを追い続けていいんだ」と教えてくれます。
その生き方に共感し、遠方から訪れるファンも増えています。
人生の転機に立つ人にこそ、一度足を運んでほしいカフェです。
| ポイント | メッセージ |
|---|---|
| ご夫妻の再出発 | 60代で夢を叶えた生き方に勇気をもらえる |
| カフェの魅力 | 音楽・食・出会いが融合した癒しの場 |
| 訪問の価値 | 「わくわくする心」を取り戻せる |
訪れる人すべての心を震わせる「わくわくの基地」
カフェのコンセプトである「Heart Beat Base(心の鼓動の基地)」という言葉通り、訪れる人の心に新しいリズムが生まれます。
音楽を通じて笑い合い、料理を通じてつながるその空間は、まさに人生の縮図。
疲れた日常をリセットしたい時や、新しい一歩を踏み出したい時に、ぜひHBBを訪れてみてください。
ここで感じる“鼓動”こそ、あなた自身の人生のメロディーです。

