「64タイプ診断で電話番号を入力してしまったけど、これって大丈夫?」そんな不安を感じた人は多いのではないでしょうか。
最近、SNSで話題の64タイプ診断は、就活生を中心に人気の自己分析ツールですが、実は裏で「Digmedia」という就活支援サービスと連携しているケースがあります。
気づかないうちに登録されていたり、迷惑メールが増えたりと、不安な声も少なくありません。
この記事では、64タイプ診断とDigmediaの関係から、電話番号入力のリスク、退会・登録解除の具体的手順、そして安全な代替ツールまでを詳しく解説します。
「知らないうちに登録されていた…」と後悔する前に、正しい知識で自分の情報を守りましょう。
64タイプ診断とは?仕組みとDigmediaとの関係を解説

この記事では、64タイプ診断とDigmediaの関係性を整理しながら、「なぜ知らないうちに登録されてしまうのか」を分かりやすく解説します。
まずは、64タイプ診断の仕組みを理解し、どこでDigmediaとつながっているのかを確認していきましょう。
64タイプ診断の基本概要
64タイプ診断とは、心理テスト形式で性格タイプを64通りに分類する自己分析ツールです。
見た目はシンプルな診断サイトですが、運営しているのは「深層世界への扉」など複数の外部サイトです。
利用者は「結果を見る」ボタンを押すだけで進める手軽さが魅力ですが、ここに思わぬ落とし穴があります。
診断を進める過程で、別サービスへの同時登録が行われる場合があるのです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 提供元 | 深層世界への扉など、複数の診断サイト |
| 目的 | 性格診断・自己分析支援 |
| 入力情報 | メールアドレス・電話番号(任意) |
| 注意点 | 他社サイトへの登録が同時に行われるケースあり |
Digmediaとの提携・連携の仕組み
64タイプ診断とDigmediaは、運営元が異なる別サービスです。
しかし、広告提携を通じてデータが共有される仕組みがあります。
これは「リード獲得」と呼ばれるマーケティング手法で、企業が見込み顧客を集めるために利用する仕組みです。
つまり、診断を受けた時点で、あなたの入力情報がDigmediaのデータベースに送信される可能性があるのです。
「診断結果を見る」を押しただけで登録されるケースがある点には注意が必要です。
なぜ同時登録されるのか
多くの診断サイトでは、ボタン付近に小さく「Digmediaへの登録も行われます」と記載されています。
ユーザーが診断を早く見たい一心で、その注意書きを見落とすことが多いのです。
この仕組みは法的にはグレーゾーンですが、マーケティング業界では一般的な手法とされています。
登録意図がなくても情報が共有される可能性があるという点を、まず理解しておきましょう。
電話番号入力は危険?個人情報の扱いを徹底検証
次に、もっとも気になる「電話番号を入力して大丈夫なのか」という点について掘り下げます。
メールアドレスよりも変更しづらい電話番号は、扱いを誤ると深刻なトラブルにつながる可能性があります。
電話番号が重要な個人識別情報である理由
電話番号は、個人を特定するための最も確実なデータの一つです。
SNS登録や銀行アプリ、マイナンバー関連サービスなど、多くの公的・民間システムが電話番号を認証手段として利用しています。
つまり、一度入力した電話番号は、あなた自身と紐づいたデータとして流通する可能性があります。
メールアドレスのように気軽に変えられない点も、リスクを高める要因です。
| 項目 | リスク内容 |
|---|---|
| データ流出時 | スパムSMS・迷惑電話の対象になる |
| 企業提携時 | 第三者に販売・共有されるリスク |
| 登録解除後 | 情報が完全削除されないケースあり |
Digmediaにおける情報提供の実態
Digmediaのプライバシーポリシーには、「個人情報を提携企業に提供する場合がある」と明記されています。
これは必ずしも悪用を意味するわけではありませんが、どの企業に渡るかを利用者が確認できないのが問題です。
特に、登録時に「就活支援パートナー企業への提供を同意した」と扱われるケースが多く見られます。
「知らない会社からのメールが増えた」という声は、まさにこの仕組みが原因です。
SNS・就活サイトとのデータ連携リスク
最近では、SNSやLINEと連携してログインする形式も増えています。
このとき、連携先に公開される情報の範囲をきちんと確認しないと、電話番号や友達リストなどが共有されることがあります。
64タイプ診断経由でLINE認証を行う場合も、同様のリスクを伴います。
「SNS連携=安全」ではないことを忘れないようにしましょう。
Digmediaは安全?信頼性を見抜く3つのチェックポイント
ここでは、Digmediaというサイトが本当に信頼できるのかどうかを、具体的な観点から検証します。
詐欺サイトとは言えないけれど、「完全に安心」とも断言できない理由を見ていきましょう。
運営会社の実態と所在地の確認
Digmediaの公式サイトには、運営会社として「株式会社Digmedia」と明記されています。
所在地は東京都内で、法人登記も確認できます。
この点から、まったくの架空サイトではないことがわかります。
ただし、具体的なオフィス所在地や連絡先電話番号が非公開であることが気になるポイントです。
| 項目 | 状況 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社Digmedia |
| 所在地 | 東京都(詳細住所は非公開) |
| プライバシーマーク | 未取得 |
| 公式連絡先 | メールフォームまたは support@digmee.jp |
実体のある企業ではあるが、情報開示レベルは十分とはいえないというのが現状です。
プライバシーポリシーの読み解き方
Digmediaのプライバシーポリシーには、「利用目的の範囲内で個人情報を第三者に提供することがある」と記載されています。
これは法的には問題のない表現ですが、利用者がどこまでの範囲を「同意」したことになるのかが曖昧です。
たとえば、就活支援サービスなどと連携している場合、あなたのデータが提携先企業に共有されることがあります。
つまり、メールアドレスや電話番号が複数企業に同時提供される可能性があるということです。
口コミ・被害報告の有無と注意点
2025年12月現在、Digmediaに関して消費者庁や国民生活センターに重大な被害報告は確認されていません。
しかし、SNS上では「メールが多い」「退会方法が分かりにくい」といった声が一定数あります。
つまり、危険な詐欺ではないが、情報管理の透明性に課題があるというのが実情です。
| 口コミ傾向 | 内容 |
|---|---|
| ポジティブ | 就活情報が参考になる/無料で使える |
| ネガティブ | メールが多い/退会しづらい |
このように、Digmediaは「合法的に運営されているが、利用には注意が必要」なサイトだといえるでしょう。
登録してしまったときの対処法:退会・登録取り消しの手順

もし既に64タイプ診断経由でDigmediaに登録してしまった場合も、落ち着いて行動すれば問題ありません。
ここでは、退会までの具体的な手順をわかりやすく説明します。
退会前に確認すべきこと
退会手続きを行う前に、まずは自分の登録状況を把握しておきましょう。
Digmediaから送られてくるメールの宛先アドレスを確認すると、どのメールアドレスで登録されているかが分かります。
また、複数の診断サイトを利用した場合は、それぞれで同時登録されている可能性もあるため注意が必要です。
アプリ削除=退会完了ではない点を必ず理解しておきましょう。
| チェック項目 | 確認ポイント |
|---|---|
| 登録メールアドレス | Digmediaからのメール宛先を確認 |
| 連携サイト | 64タイプ診断など他サービスも確認 |
| 退会方法 | 公式フォームまたはメール連絡 |
Digmediaの退会手順(スマホ・PC別)
退会の手順はデバイスによって少し異なります。
以下の流れで進めるとスムーズです。
| 手順 | スマホ版 | PC版 |
|---|---|---|
| 1. ログイン | 登録メール・パスワードでログイン | 右上の「ログイン」ボタンから |
| 2. メニュー選択 | 右上メニュー → アカウント設定 | マイページ → 設定 → アカウント情報 |
| 3. 退会ボタンを探す | ページ最下部の「退会はこちら」 | 設定ページ内の「退会申請」リンク |
| 4. 確認画面で送信 | 「退会理由」を選び送信 | 確認メールの指示に従う |
完了すると、通常1〜2営業日以内に退会処理が反映されます。
完了メールが届けば、正式に登録が解除された証拠です。
退会後の確認とメール停止処理
退会完了後も数日間はメールが届くことがあります。
これはシステム上のタイムラグであり、通常は1週間以内に停止します。
もしその後も届く場合は、support@digmee.jpへ「退会済みですがメール配信停止をお願いします」と連絡しましょう。
この連絡には法的拘束力があるため、対応しない企業は個人情報保護法に抵触する可能性があります。
退会後は確認メールを保存し、証拠として残しておくのが安心です。
迷惑メール・営業電話を防ぐ具体的な方法
Digmediaに登録してしまったあとに多い悩みが、「メールや電話が増えた」というものです。
ここでは、迷惑メールや営業電話を減らすための現実的な対処法を紹介します。
今後のトラブルを防ぐためにも、実践的な設定を行いましょう。
メール配信停止・ブロック設定のコツ
まずは、Digmediaおよび提携企業からのメール配信を停止します。
メール本文の最下部にある「配信停止はこちら」リンクをクリックすると、自動解除が可能です。
リンクがない場合は、メールを開かずにドメインごとブロックしましょう。
| 方法 | 設定例(Gmail) |
|---|---|
| ドメインブロック | 「@digmee.jp」をフィルタに追加して削除 |
| 迷惑メール報告 | 件名横の「︙」→「迷惑メールを報告」 |
| 自動仕分け | 「就活」「スカウト」などのキーワードを自動振り分け |
また、複数の提携企業から同時に届く場合は、同一の本文構成や署名を手がかりに共通ドメインをブロックしましょう。
メールを開かずにブロック処理を行うことが最も安全です。
知らない番号からの着信に注意
就活支援やキャリア相談と称して、知らない番号から電話がかかってくることがあります。
しかし、その多くは営業目的の連絡です。
不明な番号は出ずに、まずは検索してみましょう。
| 対応方法 | 推奨アクション |
|---|---|
| 知らない番号 | 出ずに「電話番号 検索」で確認 |
| しつこい着信 | 着信拒否または「迷惑電話対策アプリ」でブロック |
| 同一番号から何度も | 警察や消費生活センターに相談 |
また、LINE連携を許可している場合は、営業担当者からLINE経由で連絡がくるケースもあります。
LINE設定の「外部アカウント連携」をオフにしておくと安全です。
今後のトラブル防止に役立つ設定一覧
スマホやメールサービスの設定を見直すことで、トラブルを大幅に減らせます。
下記のような設定をチェックしておきましょう。
| サービス | 設定すべき項目 |
|---|---|
| LINE | 外部アプリ連携オフ/友達追加を許可しない |
| Gmail・Yahoo!メール | 特定ドメインの自動削除フィルタ設定 |
| 携帯キャリア(docomo等) | SMS拒否設定/非通知着信ブロック |
| iPhone設定 | 不明な発信者をミュート |
「届く前に防ぐ設定」をすることが、最も賢い対策です。
個人情報を守る5つの基本ルール
ここからは、今後同じようなトラブルを防ぐために押さえておきたい「個人情報防衛の基本ルール」を紹介します。
たった5つの習慣を意識するだけで、危険サイトへの登録リスクは大幅に下がります。
捨てメアド・仮電話番号の使い方
無料診断や会員登録には、メインのメールアドレスを使わないのが鉄則です。
「10MinuteMail」や「TempMail」などの捨てメアドサービスを利用すれば、安全に登録ができます。
電話番号が求められた場合は、「SMS受信専用の仮番号サービス」を活用しましょう。
ただし、怪しいサイトでのSMS認証は避け、信頼性のあるツールのみ使用してください。
| 用途 | おすすめサービス例 |
|---|---|
| 一時的なメール登録 | 10MinuteMail / TempMail |
| SMS認証専用番号 | Receive SMS / SMS24 |
利用規約で確認すべきポイント
登録前に、最低限「個人情報の取り扱い」部分だけでも確認するクセをつけましょう。
特に「第三者提供」や「提携企業への情報共有」と書かれている場合は要注意です。
その一文があるだけで、あなたの情報が他社に転送される可能性があります。
無料サービスほど、データを資産として扱っているという意識を持つことが大切です。
安全な性格診断ツールの見分け方
性格診断を楽しむこと自体は悪いことではありません。
ただし、安全なツールを選ぶことが重要です。
信頼できる診断サイトの特徴を表にまとめました。
| 安全な診断サイトの特徴 | 危険な診断サイトの特徴 |
|---|---|
| 運営会社情報が明記されている | 会社情報がない/所在地不明 |
| 登録不要で結果が見られる | メール・電話番号が必須 |
| 広告や外部リンクが少ない | 多数の外部リンクに誘導される |
「登録なしで利用できる」=安全性が高いサイトのサインです。
就活生が狙われる理由と対策
実は、64タイプ診断や類似サービスの多くは「就活生」を主要ターゲットにしています。
その理由は、学生が持つ個人情報の価値が非常に高いからです。
ここでは、なぜ狙われるのか、そしてどう防げばいいのかを具体的に解説します。
なぜ学生の情報が高く売れるのか
就活生の個人情報は、企業にとって「将来の採用候補者リスト」として価値があります。
マーケティングの世界では、学年・専攻・希望職種などのデータが数千円〜数万円で取引されることもあります。
つまり、あなたが入力した電話番号やメールアドレスが、データベースとして提携企業に販売される可能性があるのです。
「無料診断」の裏には、情報を収集するビジネス構造があると理解しておくことが大切です。
| 項目 | 理由 |
|---|---|
| 就活生の連絡先 | スカウトや求人広告配信に利用可能 |
| 希望職種・自己PR | 企業がターゲティング広告に活用 |
| 診断結果データ | 性格傾向をもとにマーケティング |
マーケティングに利用される個人情報の実態
登録したデータは、広告代理店や就活支援企業を経由して複数の企業に共有される場合があります。
多くの学生が「どこから連絡が来たのかわからない」と感じるのは、この構造が原因です。
このような情報の流通は合法ではありますが、透明性が低いのが現状です。
「情報が共有されることに同意している」状態になっている場合もあるため、登録時の規約確認が欠かせません。
防衛意識を高めるための行動リスト
最後に、就活生が今すぐ実践できる安全対策をまとめました。
| 行動 | 効果 |
|---|---|
| 登録前にURLを確認 | 偽サイトや誘導リンクを見抜ける |
| 本名・電話番号の入力を避ける | 情報の特定を防げる |
| 就活専用メールを作る | 情報流出リスクを分散できる |
| SNS連携をオフにする | 外部データ共有を制限できる |
就活対策の一環として「情報を守る力」を磨くことが、現代の就活スキルです。
おすすめの安全な診断サイト3選

「それでも性格診断はやってみたい」という方のために、安全性の高い診断ツールを紹介します。
どれも登録不要、または個人情報を入力しなくても利用できる安心設計です。
16Personalities(MBTI公式)
世界的に利用されているMBTIベースの無料診断サイトです。
メールアドレス登録なしで結果を確認でき、個人情報を要求されません。
心理学的な理論に基づいているため、精度の高さにも定評があります。
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| 安全性 | 登録不要・広告が少ない |
| 診断精度 | 心理学ベースで高精度 |
| URL | https://www.16personalities.com/ja |
エニアグラム診断(信頼性重視)
人間の性格を9つのタイプに分類する心理モデル「エニアグラム」をベースにした診断です。
日本国内では心理士やカウンセラーが監修するサイトも多く、信頼性が高いのが特徴です。
一部のサイトでは登録不要で診断可能です。
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| タイプ分類 | 9タイプの心理モデル |
| おすすめ対象 | 自己理解を深めたい人 |
| 安全性 | 個人情報入力不要のサイト多数 |
国内公認心理士監修の安全サイト
日本の公認心理士が監修する性格診断サイトも増えています。
これらは教育・医療・カウンセリング目的で作られており、情報の取扱いが厳格です。
就活目的で性格を分析したい場合にも安心して利用できます。
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| 監修者 | 公認心理士・大学教授など |
| 登録方法 | メール登録なし/結果即表示 |
| 安全性 | 個人情報保護基準が高い |
「安心できる環境で診断を楽しむ」ことこそ、本来の自己分析の第一歩です。
まとめ|64タイプ診断のリスクを正しく理解しよう

ここまで、64タイプ診断とDigmediaの関係性、そして個人情報の取り扱いについて解説してきました。
最後に、重要なポイントを整理しておきましょう。
登録前にチェックすべき3ポイント
まず、登録や入力の前に確認しておくべきポイントは以下の3つです。
| 確認項目 | 理由 |
|---|---|
| 運営会社が明記されているか | 企業情報の透明性は信頼性の指標になる |
| 電話番号入力が必須かどうか | SMS認証がある場合は慎重に判断 |
| 利用規約に第三者提供が記載されていないか | 情報が外部へ流出する可能性を防ぐ |
特に、「電話番号を入力する前に、そのサイトの運営元を確認する」ことを習慣にしましょう。
退会・情報削除を確実に行う
すでに登録してしまった場合も、すぐに退会手続きを行えば問題ありません。
退会フォームが見つからないときは、サポート宛に「退会希望」と連絡することで削除対応が可能です。
退会完了メールを保存しておくことで、今後のトラブル時に証拠として活用できます。
| 手順 | ポイント |
|---|---|
| 1. ログイン | 登録時のメールアドレスを使用 |
| 2. 退会申請フォームにアクセス | アカウント設定内から進む |
| 3. メールで確認 | 完了通知を保存 |
これにより、個人情報の残存リスクを最小限に抑えられます。
安心してネットサービスを使うために
最後に、今回の件を通じて覚えておきたい考え方があります。
それは、「無料サービス=安全ではない」ということです。
企業は「無料診断」や「自己分析ツール」を入り口に、あなたのデータを集め、将来的なビジネスにつなげています。
だからこそ、利用者が自分の身を守るリテラシーを持つことが必要です。
| 心得 | 解説 |
|---|---|
| 入力前に運営会社を確認 | 怪しい企業を見抜ける |
| 電話番号は最後の手段 | 個人を特定されにくくなる |
| 無料=情報提供の対価 | サービスの構造を理解できる |
「自分の情報は自分で守る」——これが、これからの時代の基本姿勢です。
今回の記事を通して、64タイプ診断やDigmediaへの理解が深まり、より安全にネットサービスを活用できるようになることを願っています。

